Ai技術を導入するとき、開発するときに利用できる補助金・助成金

Ai技術を開発したい・導入したいけど資金が足りない、不安だという声を耳にします。
Ai技術は普及してきているとはいえ、パッケージ化されているものが少ないため、基本的には会社毎のオーダーメイドになるため導入するにはかなりの資金がかかります。また、開発するには当然Aiエンジニアなどの雇用をはじめ開発費用を捻出しなくてはいけません。
そこで今回は、Aiの導入時・開発時に利用できる補助金についてご紹介したいと思います。すでに公募が終わっているものもありますが、補助金・助成金についてはある程度形が同じで翌年度も募集される場合があるので必要書類などを事前にまとめておくことをおすすめします。
目次
IT導入補助金
Ai関連のサービスを導入したいという方にはおすすめしたい補助金のとなっております。現在2019年8月23日(金)までが交付申請受付期間となっておりますのでご確認ください。
こちらの導入補助金は、Ai関連を含め補助金対象と事務局にみとめられた製品であれば補助を1/2、最大で450万円までうけとれるものになります。
ただし注意点として、この補助金は導入したいと思っておりAiサービス・製品がこのIT導入補助金の対象ツールとなっている必要がありますので、もし導入したい思っているAiサービスがあればIT導入補助金対象商品に認定してもらう必要がありますのでご注意ください。
ものづくり補助金
ものづくり補助金とは、中小企業庁が中小企業および小規模事業者の新しいものづくりやサービス開発に対して行う補助事業の一つであり、2009年から10年もの間続いている人気の補助金でもあります。
この補助金の概要として、1社での申請というのは基本できず2社以上で連携してものづくり・開発を行うものとされています。補助対象は中小企業・小規模事業者、特定非営活動法人などで、1社あたり100万~200万円までほじょされ最大で2千万円まで補助されます。
規定はあり8ますが、毎年公募があるものですので、各公募掲示先を確認し今までの公募内容について確認しておきたいところです。
https://www.chuokai.or.jp/hotinfo/mhr_koubo31fy.html
地域限定の促進補助事業等:
地域限定や企業がAiの開発に対して補助金を公募している場合があります。今回は一部都道府県別の情報についてご紹介したいと思います。
東京都:次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業
申請締め切りが2019年8月6日まででしたが、2日延期され2019年8月8日までとなっている子の事業は、公益財団法人の©東京都中小企業振興公社より発表されている助成事業になります。
概要にもとくに”Ai(人工知能)”とは明記されていませんが、下記のテーマに沿う形の開発であれば経費の2/3、最大8000万円を助成してくれるようです。
- 防災・減災・災害予防に関する技術・製品の開発
- インフラメンテナンスに関する技術・製品の開発
- 安心・安全の確保に関する技術・製品の開発
- スポーツ振興・障害者スポーツに関する技術・製品の開発
- 子育て・高齢者・障害者等の支援に関する技術・製品の開発
- 医療・健康に関する技術・製品の開発
- 環境・エネルギーに関する技術・製品の開発
- 国際的な観光・金融都市の実現に関する技術・製品の開発
- 交通・物流・サプライチェーンに関する技術・製品の開発
ちなみに助成対象経費として、原材料・副資材費、機械装置・工具器具非。委託・外注費、専門家指導費、直接人件費、規格等認証・登録費、産業財産権出願・導入費、展示会等参加費、広告費などが該当するようです。
Ai技術の開発やその後の販路拡大までを見据えているこの助成金は残り2日ではありますが申請しておきたいところです。またこのようなものに関しては今後あるものとしてある程度書類や文章を定型文で残しておくと申請時に便利です。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/innovation.html
埼玉県:AIを活用した機器等開発・実証補助金「埼玉県先端産業プロジェクト」
こちらは大学または公的研究機関を主体とした共同開発体が主体になります。すでに公募期間はすぎておりますが、補助率が10/10以内でかつ上限が2500万円ということです。
対象となる分野としては、「生産性」「健康・医療・介護」「安心・安全」というところでの製品開発や実証試験を支援する補助金になります。
※本年度の公募はすでに終了しております。
https://www.saitama-leading-edge-project.jp/news/archives/263
熊本県:熊本県地域未来投資促進事業補助金
こちらの補助金は熊本県における地域経済牽引事業計画の認証を受けている企業に対して補助されるものですが、具体的な分野として「IoT、AI関連産業分野」が含まれています。
補助率は1/2で、最大補助金額は840万円となっています。
※本年度の公募はすでに終了しております。
https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=28293&sub_id=1&flid=197186
まとめ
Aiサービス・製品を導入されたい方は、IT導入補助金もしくは各地方自治体が公募している補助金や助成金を利用して導入することをお勧めします。また、Aiサービス技術を開発したい場合には、ものづくり補助金等で開発することをおすすめします。
利用がどんどん身近になるAi技術ではありますが、まだまだ導入や開発には資金が必要です。まずはこのような補助金を利用してAiの導入や開発のハードルをさげてみてはいかがでしょうか。