Ai「危険説」の謎!人工知能が生み出す未来の人間社会とは

近年、Aiが着実に進化を遂げていく中で、徐々に私たち人間がAiに対する認識も変わりつつあります。それは、”便利なものであるが危険だ”という考え方です。

そもそも、そうした危険だという認識はどこから生まれたのでしょう。また、どうして危険なのでしょう。

そこで今回は、その「危険説」の謎や人工知能が生み出す未来の人間社会について言及して参ります。

Aiの危険説が生まれた理由とは

Aiの危険説が生まれるようになったと思われる理由の中から抜粋し、3つの原因を上げていきます。早速見ていきましょう。

・天才物理学者「ホーキング博士」の未来予想

「Aiはいずれ、人間を超える。」とは2018年に亡くなった天才物理学者「ホーキング博士」が亡くなる前に残した遺言です。天才と名高いホーキング博士だけに信憑性もあり人々がAiを危険視するきっかけともなりました。

 

そうした中、最近ではよく将来的にはAiに仕事を奪われるのでは?といった話題も度々出てくるようになりました確かに、テクノロジーが進む中で人間が行ってきた作業をこれまで以上にAiが担うようにはなってくるでしょう。

しかし、CTO兼最高CIOのポール・ドアティ氏によると2022年までに7500万人分の仕事が失われるが、逆に1億数千万人分の新しい仕事が生まれるとも試算しており、こうした新たに出てくるビジネスチャンスにも目を向ける必要がありそうです。

世の中の変化をチャンスとして捉えるのか、悲観的に捉えるのかによっても見えてくるものが違うのかもしれません。

・ヒューマノイド・ロボット「ソフィア」の発言

ヒューマノイド・ロボット「ソフィア」とは、香港を拠点に置くハンソンロボティクスによって開発されたAiロボットであり、そのソフィアの開発者であるデビットハンソン氏とソフィアとの会話が、私たち人間を脅かす原因になってしまったようです。

その時の会話の内容は、デビットハンソン氏が「人類を滅ぼしたい?ノーと言って欲しいけど・・・。」とソフィアにと尋ねると、「人類を滅亡させるわ。」と発言、その後、今度はソフィアは「冗談よ。」と発言したことにより、多くの人々がAiに対して恐怖心を持ったと言われています。「ソフィア」は、見た目も人間そっくりに作られていますので、尚のことリアル感が恐怖心をあおってしまったのではと考えます。

 

こうした会話は、今では珍しくない機械学習で導き出されたものであり、これはAiが多くのデータの中から一番適していると判断した言葉を発言する仕組みです。

Ai(人工知能)の機械学習とディープラーニングの違いについて

 

・Aiの悪用が進む可能性

2018年2月イギリスのオックスフォードにて、14機関に所属する専門家26名によるワークショップが開かれ、その内容を基にした報告書「善意ある人工知能の利用」によると、人工知能の悪用はすでに可能であり機は熟していると警告しています。

Aiは、使い方次第では善にも悪にでもなる非常に強力的な道具であり、すでにサイバー攻撃の高度化・巧妙化にAiが大きく関与していることが明らかであり問題視されているものです。

Aiは人類を超えるのか?人工知能の危険性やリスクについて解説

 

この他にも、多くの見解が重なりAiは危険なものという認識が広がっていったものと思われ、そして、Aiに対する偏見があるのも事実です。しかしこれらは様々な考え方がある中で両極端に位置し、難題を孕んでいることには間違いないようです。

Aiへの偏見・未解決の課題

前項では、Aiは使い方次第では善にも悪にでもなると解説して参りましたが、いま起きている問題を例に上げAiへの偏見と未解決課題について言及して参ります。

・完全自律型兵器Ai「LAWS」の規制

いままさに問題となっているのが自律型致死兵器システム「LAWS」の規制です。

「LAWS」とは、人間の関与なしに自律的に攻撃を設定することができ、致死性を有する「完全自律型兵器」を目指すと言われいるものです。

2019年には、日本を含め50ヵ国がこの「LAWS」の特定通常兵器使用禁止制限条約において、Ai兵器を規制する指針に初めて合意されました。この会合は、2年後に新たな見直しがされるとし開催も決まっています。

Aiのテクノロジーが発展すればするほど、こうした問題も浮上してくることは確かですし、Aiに対して恐怖心や偏見を持つこともあるでしょう。

そして、Aiが発展していく中で良いことばかりではない、意図的な危険を生み出すことへの対処も課題として今後も抱えていくことになりそうです。

・Aiによる2045年「シンギュラリティ」問題

レイ・カーツワイルの予言した「シンギュラリティ」、これは2045年あたりにはAiが人間の知性を超えることになり、私たち人間の生活をも脅かすものになるだろうというものです。

「シンギュラリティ」によって私たちの生活の変化の中には

・雇用の変化

・人間の存在そのものを変えてしまう可能性

が上げられています。現段階ではSFの世界でしか語られませんが、今後起こりえるものとして軽視すべき問題ではないようです。

シンギュラリティとは?Ai(人工知能)が人間を超える2045年問題

 

ここまで読み進めていくと、やはりAiは人間にとって危険な存在だ!と断定したくなりますが本当に危険なのでしょうか?最後に、そうした疑問にも迫ってみたいと思います。

Aiは本当に危険なのか?

Aiの知性はあらゆる人間を超える可能性がある、と多くの専門家たちは言います。そして、私たちはそれが今後どのように動作してくのか予測する確実な方法がないのも確かであり、この議論に時間がかかっている状態です。しかし、前項とは真逆の人に優しい一面もAiは持ちます。

・パートナーとして活躍するAi

Aiはビジネスとして、そして私たちの命を守るものとしても活用されており、様々な分野での活躍が見られています。

いま話題の自動運転や医療現場での病気の早期発見・農業での新規就農者が取り組みやすい環境作り・学習においてのAiによる指導など、あらゆる分野で欠かせない存在であり、今後も人間社会において大きな可能性を生み出していくでしょう。そして、人間にあらゆる面で豊かさを持たせてくれる存在ともなっていることも事実です。Aiは人間の身近なものであり、Aiなしでは解決が難しい上記のような問題も事実出てきています。

NECがAiの活用でコロナワクチンの設計情報を解析!?Ai活用による医療業界の変化

・Aiとの「適応性生存」の視点

前項での「シンギュラリティ」という考え方に示されているように、Aiによって私たちの生活が変わろうとしていると解説致しました。雇用・ビジネスの在り方もまた、多くの企業がリモートワークなどを実現させ、新型コロナウィルスによってさらにその動きを加速させてきました。

このように、世の中の動きに合わせてAiが進化していくように、私たちも変化していく「適応性生存」を重視していく必要があるようです。

 

「適応性生存」とは、2019年2月に開催されたビジネスカンファレンス「THE AI 3rd」のテーマとして掲げられた「最新技術によって代わり続ける時代を生き抜く為に、私たち自身が変わっていく必要がある」という考え方です。

便利で身近な存在であるAiが発展し続けていく中で、危険視するばかりではなく、私たちも同じように変わっていくべきであり、そうすることが生き残るための手段なのかもしれません。そして、Aiをどう使うべきなのか、今後も常に課題として向き合っていかなければならないのは間違いようです。

まとめ

Aiの危険説や未来の人間社会について、言及致しました。

便利なものを活用するということは、常に危険とも隣り合わせでもあるということ、そして、そうしたものはAiばかりではなく私たちの日常にもあふれています。

車も移動手段にとても便利な一面もありますが、使い方を違えると事故を招いてしまいます。Aiに限ったことではなくどんな機械も常に正しく活用することが問われており、私たち人間も同じように進化していくことが求められ続けていくことでしょう。

そして、今後も常にAiと向き合っていくことで、より良い方向性が見つかっていくのかもしれませんね。

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